ハイヤーとタクシーの決定的な違いとは

ハイヤーを語る上でよく比較されるのがタクシーです。両者とも、乗客を目的地にまで送り届けることは同じであり、どちらも安全性に配慮した運行が行われています。よく、両者の違いとは何なのか話題になりますが、多くの点で違いが見られます。

まず料金体系についてです。タクシーは予約制ではなく、街中で拾うのが一般的であり「流し」と呼ばれます。最低料金がありますが、走行距離によって加算されるシステムであり、乗車しているときにメーターが上がっていくのが見えます。ハイヤーはその点違っており、事前予約をするため、使用用途や使用車両、送迎場所への距離や乗務員の拘束時間によって料金が変わります。

基本的に利用時間はあらかじめ最低ラインが設定されており、これは会社によって違うでしょう。だいたい最低ラインは2時間もしくは3時間となっていることが一般的です。台数で料金が決まるので、ハイヤーに乗った人数が増えたからといって、料金が加算されるシステムではありません。もし、人数が増えることで、セダンタイプでは難しい場合、ミニバンやバンを利用することになるので料金が変わることはあります。

使用される車両については、ハイヤーは国内産外国産を問わず高級車と呼ばれるものに限定されます。その多くが黒塗りの重厚感あふれる車両ばかりです。

次に乗務員についてです。タクシーの乗務員はわりと身近な存在であり、タクシーに乗るとどのような人がいるのかはだいたい分かります。ハイヤーの乗務員は、会社によって差はありますが、前職がタクシーの乗務員だったという人もおり、その後各種資格取得や研修を経て、ハイヤーの乗務員になった人もいます。ハイヤーの乗務員は新卒の場合は、外国語が学べる学部を卒業していることが多いです。中途採用の場合は、前職が接客業やホテルのフロントなど高い接客が求められる仕事についていた人が多いと感じます。

ハイヤーの乗務員はこのように上質な接客レベルが求められるだけではなく、語学に堪能であることや、運転免許を取得していなければなりません。英検やTOEIC、秘書検定を取得している人も多くいます。英語だけではなく、中国語や韓国語が堪能な乗務員もいます。会社によっては、タクシーの乗務員のなかで試験や研修を行い、向上心を持たせてハイヤーの乗務員を目指すような体制を組んでいることもあるようです。

いずれにしても、ハイヤーの乗務員は運転技術の高さだけでは勤務することは難しく、高い接客スキルと日常会話程度の英語力が求められるでしょう。